The Tracker`s Trap(仕掛けられた罠)クエストハーパーに所属するオリファン・ハントシルバーはストームホーン山脈近辺で、緊急救援要請を送ってきた。オリファンはこの地にモンスターが集結しているのを発見したようだ。 オリファンと思しき人物がノコギリ草群生地の真ん中に立っている。何かを探しているように見えるが・・・ 「クソッ!どこに飛ばされていってしまったんだ!お、君はハーパーの依頼を受けて来てくれた人か?ちょうどいいところに来てくれた。ちょっと手を貸して欲しい。 私の記録帳・・・といっても中身はほとんど飛ばされてしまったのだが・・・が突風で持ってかれてしまったんだ。表紙の部分はこの辺りにあると思うんだが・・・」 話したいことは山ほどある。だがこの場所は危険だ。武装した軍隊が山のあちこちにいるのでね。私は彼らを見張り、何をしでかそうとしているのかを調査していたのだが、見つかってしまった。 記録帳を見つけて早くこの場を後にしなければ! -軍隊だって?ネザリル軍がこの山にいたのか? ネザリル軍ではない・・・いやネザリル正規軍ではないというべきか。しかしその事を説明している時間はないのだ。早く記録帳を探さなくては! -その記録帳はどの辺りに飛んでいったか、見当はつかないのか? 眼に砂が入ってしまったのでどっちに飛んでいったかは見ていないが・・・この空き地のどこかにあると思う。もしかして更に遠くに飛んでいってしまったものも・・・いや、よそう。まずはこの辺りを探してくれ。 -わかった。手分けして探そう。 「おお、そんなところに!まったく・・・風の悪戯というのは怖いものだな。君にお礼をしたいところだが、今はその時間も惜しい。ネザリルの追手が迫ってきているかもしれないからな。」 と、その時魔法使いであろう黒いローブを着た2人組が空き地の隅に姿を現した。 「逃げ遂せると思ったか?貴族の子倅ふぜいがコソコソと嗅ぎ回りおって。かくれんぼは終わりだ。」 オーク お、やるつもりか?おもしれえ! お前の靴は高そうだな。足ごと切り取ってやる! そんなに俺を怒らせたいか! やりやがったな! もうよい。ハントシルバー家の子倅は私が連れて行く。シャイ、残りの連中の始末は任せたぞ。ではさらばだ。 Dungeon Master 黒ローブの男はオリファンを捕らえ、テレポートの魔法で戦場から離脱した。 シャイ 私も時間を浪費するのは御免だわ。お前たちの相手は手下で十分よ。 Dungeon Master そう言うと、シャイと呼ばれた女はディメンション・ドアに入り、どこかへ行ってしまった。 洞窟が崩れたからなのか、オリファンの掛けた呪文の効果が切れかけているのかは不明だが、木の根の壁は脆くなっている。 この森はネザリル軍で溢れているようだ。オリファンがどこに連れ去られてしまったかを考える前に、生きてここから出ることを考えたほうがいいだろう。 先ほどオークがネザリル軍として戦っていたのと同様に、ノールまでもがネザリル軍と共闘して襲い掛かってきた。 ネザリル軍魔術師 敵だ!倒した者には殊勲賞が与えられるぞ! シャイ様はなぜこいつらを自分で相手にしなかったのか、理解に苦しむ。 お前如きに私を倒すことなどできん! ネザリル軍に敵うと思っているのか! ネザリルの魔法技術を甘く見るなよ! コーミヤーの弱体化、それ即ちネザリルの台頭よ! クソッ・・・甘く見すぎた・・・ 呪ってやるぞ・・地獄に堕ちるがいい・・・ ノール 逃がさん! これだから狩りは面白い! なんだ?抵抗する気か? うぐっ!やったな! こいつ、なかなかやるぞ! お前の肌に呪いをかけてやる・・・ なんだこいつ!見た目より・・・ずっと強い・・・ 兄者、仇を討ってくれ・・・兄者? 俺たちは強制されたんだ・・・あの魔法使いに・・・ おいお前さん、俺を助けてくれないか! 今朝キノコ狩りから帰ってきたら、俺の住処がネザリルの連中に占拠されちまってたんだ!ここにいたらその内見つかっちまうかもしれないが、他に行くところもねえし・・・ -ここにいるネザリル軍について何か知っているか? 俺は何も知らなねえって!だが数ヶ月前から山のほうで見かけるようになったな。噂だとノールや巨人、それにオークを従えてるって話だが、それが本当かどうか、それにどうやって連中を纏め上げてるかは見当もつかねえ。あ、いや・・・そういえば奴らは山の頂上からサチュロスの声が聞こえるとか言ってたな。一体何のことだか! そんで、助けてくれるのか?どうなんだい! -隠れてるつもりならもうちょっと小声で頼む。まあ安心しろ。俺が追い払ってきてやるよ。 Dungeon Master ハルッグは歯を剥き出しにして笑みを浮かべ、北の方角を指差した。 ハルッグ 俺のキャンプはこっからすぐ北のところだ。急いでくれよ! -分かった、分かった。 お前の命運もここまでだ! そうだ!これこそが『生』よ! Dungeon Master ネザリルとその手下を倒した。これで先ほどのハーフオーク、ハルッグも自分の住処に戻ることができるだろう。 ハルッグ おう、ありがとよ!ようやくこれで枕を高くして寝られるってもんだ! ノールが魔法のバリアの見張りをしている。 魔法のバリアがもう1枚ある!この洞窟は敵の襲撃に備えて周到に準備されていたようだ。 シャダーカイ 奴らを殺せ!さもないと俺たちがシャイ様に殺されるぞ! 行け!殺るまで何度でもいくのだ! ふふ・・・晴れやかな気分だ・・・ ノール 馬鹿め!そんな人数で俺たちを相手にするつもりか! 筋肉隆々のヒル・ジャイアントがバリアを護っている。 大棍棒のルーガン やってくれたな、チビ助!ルーガンがお前、地面の染みにしてやる! なんだ?なんでお前潰れない! お前、出られないぞ!あの小さい魔法使いがそう言った! 洞窟の向こうから声が響いてきた。 「立ち去るのだ。薄汚いネザリルの犬め。これ以上私の地を荒らすことは許さん!」 Dungeon Master 更に続いて声が聞こえてきた。 「警告はしたぞ。この森を穢すことは許さんと!」 Dungeon Master 声はより近くから、そしてより怒りを孕んだものになっていった。 「お前はネザリルの手の者ではなさそうだな。だがそんなことは関係ない!お前は我が聖地に足を踏み入れ、穢したのだ。森の怒りを受けるがよい!」 ダーゴン 最初はモンスター!次は汚れた魔術師!奴らは木々を踏み荒らし、私の可愛い仲間を傷つけた!そして今度はお前だ! ああ、私のアウルベアが! 我が命散ろうともこの地への狼藉は許さん。ああ・・・神聖なる木々よ・・・ Dungeon Master 怒れるドルイドは倒れた。愛する森の一部となれて本望だろう。 オリファンの記録帳1 私がウェルーン刑務所でネザリルから『奈落の書』を盗んで以来、奴らは執拗に追跡してきた。だがそれはこちらも同じだ。私が奴らの暗殺の手を逃れている間、私も奴らの動向を監視していたのだから。 オリファンの記録帳2 昨晩、襲ってきたネザリルの手の者を撃退した時、杖と手紙を手に入れた。杖は非常に危険な代物だ。信頼のおける友人、ハルサイメに管理を任せるとしよう。手紙のほうはうまくいけば中身を読み取れるかもしれない。 オリファンの記録帳3 手紙は当然魔法で保護されていたが、なんとか解除することができた。しかし内容は見たくもないことが書かれていた!全て解読できたわけではないが、ネザリルがストームホーンへ進出しようとしているようなのだ。まったく、これでは山でピクニックや狐狩りができなくなってしまうではないか! オリファンの記録帳4 例の手紙を読んでから10日後、ようやくストームホーンに到着した。私がこの地に足を踏み入れたのがネザリルの暗殺者に知られるのも時間の問題だろう。急いで事に当たらねば・・・ オリファンの記録帳5 私が山に入った時、最初に目にしたものはオークやジャイアント、それに他のモンスター種族が山中で集結し、1つの軍を成していた姿だった。もはや疑う余地もない。コーミヤー王国へ進軍するつもりだろう。私が見たものをハーパーに報せねばならない。 オリファンの記録帳6 このような多様な種族を組織化して軍となすとは・・・ネザリルはどのような手を使ったのだろう。金や恐怖による縛りでこのように纏まるものだろうか?また彼らの結びつきはどの程度のものなんだろう。結束の弱い集団であればいいのだが・・・ オリファンの記録帳7 私は答えを探し続けた。野蛮な原住民を束ねてコーミヤー王国に進軍する・・・最もな作戦ではあるが、ネザリルらしくない気もする。何か裏があるかもしれない。これは何かを隠すための陽動とは考えられないだろうか?答えはあるはずだ。必ず探し出してみせる。 オリファンの記録帳8 奴らに近づきすぎて見つかってしまったようだ。だが虎穴に入らずんば虎児を得ずという諺もある。致し方あるまい。それに私が得た情報はそのリスクに見合う物であった。ストームホーン山脈のある山の頂上で何か良からぬ事が起きそうなのだ。 もし私が恐れている事が真実であるならば・・・急ぎこの事をハーパーに報せ、人員を送ってもらわねばなるまい。とりあえずしばらくは身を潜め、時を待つとしよう。私がネザリルと交わる運命なのはもはや疑いようもないのだから。 Dungeon Master 入り口で見かけた魔術師のシャイが前方の空き地で行く手を塞いでいる。 「お前は・・・また片付いていなかったのね。なんて面倒なのでしょう。」 シャイ アマスカル様はお前の死をお命じになった。私が相手をする他なさそうね。でも私は痛いのは苦手なの。 そう言うとシャイは両脇にある魔法球を指差した。するとシャイの周りに防護魔法が展開された。 Dungeon Master 魔法球を破壊すると、展開されていた防護魔法が解除された。 一呼吸のうちにシャイは魔法を掛け直し、再び魔法球とバリアを復活させた。 シャイ もう、煩わしいわね!ビルンディオン、いらっしゃい! Dungeon Master 擬似竜が地面に落ちた。お気に入りのペットが倒されたことでシャイの目に怒りが灯った。
by horuho-su2
| 2016-11-13 15:35
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